2021/08/31 21:26


2021831日火曜日 ☁️のち☔️

 

 

「パーソナルカラー」なるものがあると知ったのは、去年の冬のことだった。

正確に記憶しているわけではないが、肌や髪や瞳の色で、自分に似合う色を知る、というものみたい。

似合う色は4つのカテゴリーに分けられていて、その4つのカテゴリーは四季に当てはめられている。


「パーソナルカラー」で検索してみると、「パーソナルカラー診断」というものが出て来たので、やってみた。

私が似合う色のカテゴリーは、「夏」だった。

「夏」の色の特徴は、はっきりしていて鮮やかな色。

私はここ数年、はっきりした色の服を好むようになっていたので、(やっぱりね。)と思った。

 

しかしパーソナルカラーでいう「夏」の色の服を好む前は、パステルカラーとか、ふんわりした「春」のカテゴリーの色の服が好きだった。

好きな色が変化したのは、年齢で肌の色とかが変わったせいなのか。それとも、気持ちの変化なのか。もっと別の原因があるのか。

こう考えていくと、「パーソナルカラー」というものは永続的なものではないのかもしれない。

「パーソナルカラー」ができた歴史とか、そもそも本当のところは「パーソナルカラー」とは何なのかを知りたくなった。

 

それでまた検索したら、日本カラリスト協会というところがやっている、「パーソナルカラリスト検定」というものがあることを知って。

「パーソナルカラリスト」とは、色々な仕事に就いている人がパーソナルカラーについての知識を身につけ、それを自分の仕事に生かしたりする人らしい。

どうせ勉強するなら、「パーソナルカラリスト」の資格も取ったら今後に生かせるかもしれないと思った。

 

いざ、テキストを買い、それを開いてみると、春の自然を表す色の解説として、

 

『〜生命息吹く春、樹木の初々しい若葉の色はその象徴ですが、日本人は、ことのほか桜の花の色合いに心を寄せます。瞬く間に咲いて散る桜に、そして、ひとひらの花弁は淡く儚くても、数輪の花ともなれば艶やかさを漂わせる桜に、人間の生を重ね合わせるのです〜』

 

と書いてある。

 

秋の項目には、

 

『〜陽を浴びた稲穂は黄金色に輝き、たわわに実る柿の実が突き抜けるような空の青さに映えます。茜色に染まる夕暮れに、なぜか切なくなります〜』

 

と書いてある。

 

正直なところ、「教科書」という認識でそのテキストと向き合っていたので、この文章を書いた人の情緒あふれる文章に面食らった。

それと同時に、この先この本の中にはどんな物語が待っているのだろうと、とても心惹かれた。

 

テキストを読み始めるまでは、あくまで「パーソナルカラー」というものに対しての好奇心から始めた勉強であって、それが面白くなかったり好きになれなかったらムリはしないでやめて他のことをする時間にしようと考えていたのだけど、この文章を読んで、ちょっと頑張って勉強してみようと考えが変わった。

まずは、この文章を書いた人の人となりを知ることから、だな。